まずい柿を美味しく食べる方法|渋柿・硬い・水っぽい柿を工夫した実際の体験談
渋くて食べられなかった柿を、祖母が干し柿にしてくれました|山形県・46歳・女性 硬くて甘くない柿を、数日置いたらまった...続きを読む


子どものころ、実家の近くには柿の木がありました。
見た目は立派です。
オレンジ色に色づくと、私は普通に甘い柿だと思っていました。
ある年、待ちきれずに一つ食べました。
すぐ吐き出しました。
渋くて、口の中が変な感じになりました。
「これ腐ってる」と祖母に言った覚えがあります。
祖母は笑っていました。
「それは渋柿だから、そのまま食べる柿じゃない」と言われました。
私には意味がわかりませんでした。
柿なのに、そのまま食べられない。
だったら何のためにあるのだろうと思いました。
祖母は柿の皮をむき、軒下へ吊るしました。
何個も並びます。
秋の終わりになると、実家の軒下に柿がずらっと吊るされるのが毎年の景色でした。
最初は鮮やかなオレンジ色です。
少しずつ色が濃くなります。
表面もしわしわになっていきます。
子どもの私は、むしろおいしくなさそうだと思っていました。
でも完成した干し柿を食べて驚きました。
あれだけ渋かった柿が甘い。
中は少しねっとりしています。
生の甘柿とは違う、濃い甘さでした。
「本当にあの柿?」と祖母に何度も聞きました。
祖母から「だから待てって言ったべ」と笑われました。
大人になってから、自分でも少量だけ干してみたことがあります。
祖母ほどきれいにはできませんでした。
それでも、渋くて食べにくかったものが少しずつ変わっていくのを見るのは面白かったです。
私にとって渋い柿は失敗した果物ではなく、「まだ食べる時が来ていない柿」になりました。
今でも干し柿を見ると、軒下に並んでいた柿と祖母の手を思い出します。

私は柿は硬めが好きです。
シャキッとしているくらいが好みです。
そのため、スーパーでも柔らかいものより硬そうなものを選んでいました。
ある年、かなり硬い柿を買いました。
見た目はきれいです。
色も悪くありません。
帰宅してすぐ切りました。
食べると硬い。
それだけならいいのですが、甘みもほとんどありませんでした。
薄い大根を食べているような感じでした。
家族にも不評でした。
「これ外れだね」と言って、残りを冷蔵庫へ入れました。
翌日も食べませんでした。
数日後、妻が「少し置いてみたら?」と言いました。
私は柿を追熟させるという感覚があまりありませんでした。
果物は買ったらすぐ食べるものだと思っていました。
そこで一つだけ、状態を見ながら室内に置きました。
数日すると、少し柔らかくなりました。
切って食べると、前より甘みがあります。
食感もまだ十分残っています。
私は「同じ柿なのに」と驚きました。
それ以来、硬すぎる柿を買った時はすぐ全部切らなくなりました。
食べる分だけ見ながら置きます。
硬い柿が好きでも、「硬いほどおいしい」わけではなく、少し待つだけで甘さと食感のバランスがよくなることを知りました。
今では買った日に一個食べてみて、まだ早いと思ったら残りは少し待ちます。
以前のように、一口食べただけで「外れ」と決めつけなくなりました。

知り合いから柿をたくさんもらったことがあります。
見た目はとてもきれいでした。
最初の一つを食べてみると、少し水っぽく感じました。
甘くないわけではありません。
でも味がぼんやりしています。
家族も一切れ食べただけで、あまり手を伸ばしませんでした。
まだ箱にたくさんあります。
私は困りました。
ジャムにすることも考えました。
でも全部ジャムにするほどではありません。
ある日、りんごをバターで焼いていた時に、「柿も焼けるのでは」と思いました。
厚めに切った柿を、フライパンでバターと一緒に焼きました。
砂糖は少しだけ。
最後にシナモンを振りました。
すると、生で食べた時より味がはっきりしました。
水っぽさもあまり気になりません。
表面は少し柔らかくなり、香ばしい匂いもします。
家族も「これなら食べる」と言いました。
私はヨーグルトにのせて食べました。
温かい柿と冷たいヨーグルトが意外と合いました。
アイスクリームにのせたこともあります。
生で味がぼんやりした柿は、「果物としてそのまま食べる」ことにこだわらず、加熱すると別の楽しみ方ができました。
それからは、甘みが弱い柿をもらってもあまり困らなくなりました。
むしろバター焼きにする分を残すこともあります。

実家から柿が届いた年のことです。
段ボールにたくさん入っていました。
和歌山では柿が身近なので、秋になると家族や知り合いからもらうことがあります。
その年は、いただく時期が重なりました。
最初は喜んで食べていました。
でも追いつきません。
気づくと何個かかなり柔らかくなっていました。
皮を触るだけでへこみます。
切ろうとしても形が崩れます。
私は硬めの柿が好きなので、その状態では食べる気になりませんでした。
捨てようかとも思いました。
ただ、匂いを確認してもおかしくありません。
カビもありません。
単純に熟れすぎて柔らかくなっていました。
そこで中身をスプーンですくい、鍋へ入れました。
砂糖を加えて少し煮ました。
レモン汁も入れました。
最初はかなり緩かったのですが、煮詰めると少しまとまりました。
翌朝、パンへ塗って食べました。
生の柿より味が濃く感じます。
子どもも「これ何のジャム?」と聞きました。
柿だと言うと驚いていました。
ヨーグルトにも合いました。
柔らかくなりすぎて「まずい」と思っていた柿が、ジャムにするとむしろ熟した甘さを活かせました。
それ以来、熟れすぎた柿を見ると、すぐ捨てるのではなく状態を確認してジャムにできないか考えます。
もちろん、傷んでいるものは使いません。
でも、柔らかいだけなら以前ほど慌てなくなりました。

私の母は、柿を料理にも使う人でした。
子どものころは、それが普通だと思っていました。
大根と柿のなますもよく作っていました。
大人になってから、自分でも作るようになりました。
ある年、知り合いから柿をもらいました。
食べてみると甘みが弱いです。
硬さはあります。
でも果物として食べると物足りません。
夫も「味が薄いね」と言いました。
そこで母が作っていたなますを思い出しました。
大根を細く切ります。
柿も同じくらいの太さに切ります。
酢と少しの砂糖、塩で和えます。
柿の甘みが強すぎないので、逆に料理には使いやすかったです。
大根の辛みと柿のわずかな甘みが合います。
夫も生で食べる時よりよく食べました。
私はそこで、「甘くない柿は失敗」という考え方をやめました。
甘い柿ならデザートに向いています。
甘みが弱い柿なら料理に使えます。
それぞれ使い道があります。
果物として物足りない柿でも、野菜に近い感覚で料理へ入れると、その控えめな甘さがちょうどよくなることがあります。
今では硬めで甘さの弱い柿があると、むしろなます用に取っておくことがあります。
母の食べ方を、結局自分も続けています。

親戚から柿をもらった時のことです。
見た目は普通でした。
色もきれいです。
ただ、食べてみると少し渋みが残りました。
完全に食べられないほどではありません。
でも、口の中に独特の感じが残ります。
私は一個食べて、その後は手が伸びませんでした。
妻も同じでした。
何日か置けば変わるかと思いましたが、家族がなかなか食べません。
そこで、知人から聞いた「冷凍して食べる」という方法を試しました。
皮をむいて食べやすい大きさに切り、保存容器へ入れて冷凍しました。
完全にカチカチの状態では硬すぎます。
少し室温に置いて、半解凍くらいで食べました。
すると、生の時とはかなり印象が変わりました。
冷たさのせいか、渋みが気になりにくく感じました。
食感も少しシャーベットのようです。
完全に溶かすより、少し凍っているくらいが好みでした。
そのまま食べると気になった渋みが、冷凍することで食感の面白さに変わったように感じました。
それ以来、少し食べにくい柿があると全部無理に生で食べようとしません。
何個か冷凍して、食後のデザートにします。

近所の方から柿をたくさんいただいた年がありました。
見た目はよかったのですが、甘さが弱かったです。
家族も最初の一個で満足してしまいました。
まだかなり残っています。
ジャムにするには量が多い。
干すには少し向いていない。
どうしようかと思っていた時、母から「天ぷらにしてみたら」と言われました。
私は驚きました。
柿を揚げるという発想がなかったからです。
母の実家では、秋になると柿を料理に使うことがあったそうです。
そこで薄めのくし形に切り、衣を付けて揚げました。
最初は少量だけです。
失敗してもいいようにしました。
揚げてみると、外は軽くサクッとします。
中は少し柔らかくなります。
生で食べた時より甘みがわかりやすく感じました。
塩を少し付けると、さらに食べやすかったです。
子どもも「これ柿なの?」と驚いていました。
その日の夕食では、生の柿より天ぷらのほうが早くなくなりました。
甘さが足りない柿でも、加熱すると味がまとまり、塩気を合わせることで食べやすくなりました。
今では、少し硬めで甘さの弱い柿があると、天ぷら候補になります。
果物というより、秋野菜に近い感覚で使っています。

私は昔から白和えが好きです。
ほうれん草やこんにゃくを使うことが多いですが、母は柿も入れていました。
子どものころは少し不思議でした。
果物をおかずに入れる感覚がよくわかりませんでした。
でも大人になると、その組み合わせが好きになりました。
ある秋、あまり甘くない柿を買ってしまいました。
生で食べると物足りません。
そこで白和えにしました。
豆腐。
白ごま。
少量の砂糖。
塩。
そこへ細く切った柿を入れます。
すると、柿の甘さが弱いことが逆に気になりませんでした。
豆腐のやさしい味の中に、少し甘い部分が入ります。
ごまの風味も合います。
むしろ、とても甘い柿を入れるより食事のおかずとしてまとまりやすいと思いました。
「甘くない=失敗」と思っていた柿が、白和えでは控えめな甘さがちょうどよい材料になりました。
それからは、柿の甘さによって食べ方を変えるようになりました。
甘いものはそのまま。
控えめなら料理へ。
そう考えると、外れたという気持ちがかなり減りました。

秋になると、実家や知り合いから柿をもらうことがあります。
ありがたいのですが、重なる時は本当に重なります。
ある年は、箱で二つ分くらい家にありました。
最初は毎日食べました。
朝。
夕食後。
それでも減りません。
少しずつ柔らかくなってきます。
「このままでは食べ切れない」と思いました。
そこで、薄く切って干してみました。
干し柿のように丸ごと吊るすのではなく、スライスします。
皮をむいて薄く切り、重ならないように並べます。
何日か様子を見ながら乾かしました。
水分が抜けると、味が濃く感じます。
少し噛み応えも出ます。
完全にカチカチにするより、少し柔らかさが残るくらいが好みでした。
お茶と一緒に食べるとちょうどいいです。
子どもはヨーグルトへ細かく切って入れていました。
大量にある柿を「早く食べないと」と焦るより、保存しやすい形へ変えると気持ちまで楽になりました。
今では多くもらった時は、最初から何個か干すようにしています。
生で食べる分と、後で楽しむ分を分けています。

私は柔らかい柿があまり得意ではありません。
少し硬さが残っているくらいが好きです。
だから、熟れすぎると急に食べる気がなくなります。
ある時、冷蔵庫の奥に柿を一つ忘れていました。
触るとかなり柔らかいです。
包丁で切ろうとしても形が崩れます。
捨てようかと思いました。
でも、匂いも変ではありません。
カビもありません。
そこでスプーンですくってヨーグルトへ入れました。
少し混ぜると、柿がソースのようになりました。
砂糖は入れませんでした。
熟していたので十分甘いです。
牛乳を少し加えて、飲むヨーグルトのようにしたこともあります。
バナナを入れる時もあります。
生の柿として見ると「柔らかすぎる」と感じます。
でもソースとして見ると、むしろ使いやすいです。
食感が気に入らないだけなら、形を残さない食べ方に変えることで、熟した甘さをそのまま活かせました。
今では柔らかくなった柿を見ても、すぐ失敗だとは思わなくなりました。

一口に「まずい柿」といっても、困り方はそれぞれ違っていました。
渋い。
硬い。
甘くない。
水っぽい。
柔らかすぎる。
大量にあって食べ切れない。
そのため、おいしくする方法も一つではありません。
干す。
少し待つ。
冷凍する。
焼く。
揚げる。
ジャムにする。
なますや白和えに使う。
ドライフルーツにする。
ヨーグルトへ混ぜる。
「果物だから生で食べる」という考えから少し離れると、食べにくかった柿にも使い道が見つかりました。

甘さが弱いだけなら、料理に使えます。
硬すぎるだけなら、少し待つ方法があります。
熟れすぎて柔らかいだけなら、ジャムやソースにできます。
一方で、何でも工夫すれば食べられるわけではありません。
カビが生えている。
腐敗したような強い異臭がする。
異常な変色が広がっている。
傷んだ部分から汁が出ている。
こうした状態なら、無理に食べないほうが安心です。
「おいしくない」のか、「傷んでいる」のかを分けて考えることが、柿を無駄なく楽しむうえでも大切です。
食べられる状態なら、その柿に合う方法へ変えてみる。
それだけで、外れだと思った柿が意外なお気に入りになることもあります。

少し追熟させたり、加熱したり、料理に使ったりする方法があります。
バター焼き、天ぷら、白和え、なますなどにすると、甘さが弱い柿でも食べやすくなることがあります。
状態によっては、少し置くことで柔らかくなり、甘みを感じやすくなることがあります。
すぐ全部切らず、食べる分だけ様子を見ながら置く方法もあります。
強い渋みがある柿は、そのままでは食べにくいです。
干し柿にしたり、適切な渋抜きをしたりしてから食べる方法があります。
渋柿は「まずい柿」ではなく、食べ方や処理を変えて楽しむ柿として扱うことができます。
加熱すると味がまとまりやすくなります。
バターで焼いたり、少量の砂糖やシナモンを加えたりすると、生で食べる時とは違う味わいになります。
単に熟して柔らかくなっただけで、カビや異臭などがなければ、ジャムやヨーグルトソースなどに使える場合があります。
食感が苦手なら、形を残さない使い方にすると食べやすくなります。
作れます。
柔らかくなった果肉を鍋に入れ、砂糖やレモン汁などを加えて煮詰める方法があります。
熟した甘さを活かせるため、そのままでは柔らかすぎる柿の使い道にもなります。
冷凍して半解凍の状態で食べると、シャーベットのような食感になります。
生の時とは印象が変わるため、食感や風味が気になっていた柿を別のデザートとして楽しめることがあります。
使えます。
なます、白和え、天ぷらなどにすると、控えめな甘さを活かしやすいです。
果物として物足りなくても、料理ではその甘さの弱さがちょうどよく感じられることがあります。
生で食べ切るだけでなく、冷凍したり、薄く切って乾燥させたり、ジャムにしたりする方法があります。
最初から「すぐ食べる分」と「加工する分」に分けておくと、熟れすぎる前に使いやすくなります。
柔らかくなっていても、それだけで傷んでいるとは限りません。
ただし、カビ、腐敗したような異臭、異常な変色、汁漏れなどがある場合は無理に食べないほうが安心です。
「熟して柔らかい」のか、「傷んでいる」のかを確認してから使うことが大切です。
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