子ども達に決めてもらう
新型コロナウイルスの対応として様々な対策が行われています。
かつてない大規模な予算が投入されていて、一律の10万円の給付金や雇用調整助成金などの事業者支援など、幅広く予算が分配されています。
当然ながら、際限なく予算を組めるわけではありません。
今回の緊急事態宣言下での損失のすべてを保証することはできないため、何らかの判断によって金額は調整しなければなりません。
そこで、重要になってくるのが、誰がどのような基準で判断するのかということです。
たとえば、マスクの一律に配布された金額は相当なものですし、ウイルスの封じ込めに至っていない段階での「Go To キャンペーン」などは1兆円を超える規模になっており、その使い道に疑問を持つ方が多いものもあります。
そのお金を医療体制の拡充に使うべきではないかという声も少なくありません。
コロナ対策に限らず、日々の国家運営の予算として、税金として集められた多額の予算をどのように使うのかを判断するのは国会や政府など、国の中枢を担う組織の方々です。
その判断に何らかのパワーバランス、しがらみや過去の慣習などが影響してるのではないだろうか、と確固たる信頼がおけないのが正直なところです。
海外ではLearning by Givingという取り組みがあります。
まとまった資金をどのような取り組みに寄付するのかを子供たちに決めてもらうというものです。
社会貢献教育の意味も含めてウォーレンバフェットファミリーが始めたものです。
未来を担う子ども達の意思はどこにあるのかはもっと重視されるべきだと思います。
日本では選挙権のない子供たちが、今の世の中をどう見て、どう考えているのかが社会の方針を決める意思決定に少しでも反映される仕組みがあればと思います。
先ほどのLearning by Givingですが、日本でもコロナ対策の支援先を子供たちに決めてもらうという取り組みが始まっています。
https://readyfor.jp/projects/ltg2020
未来を決めるのは、子供たちの意思であってほしいです。