同じ方向を向いているから前に進む

前回は環境意識の高い国の一つとしてノルウェーを紹介しました。

地球環境から目を背ける国、直視する国

ノルウェーのトロンハイム市では交通による二酸化炭素排出量を20%減少させる計画を立てています。

道路上に料金徴収をするポイントを設置して、自動的に料金を徴収するシステムを設置することにより、4年間で9%の通行量を減らすことに成功しました。

自動車の通行利用減少に伴い、増加するのはバスなどの公共交通機関です。

市では、バス車両をディーゼル車から天然ガス車に切り替え、さらには養殖の際に死んでしまったサーモンを利用してバイオ燃料を生産する工場の建設も開始して、そのバイオ燃料を使って走るバスの導入も目指しています。

ノルウェーの首都オスロは、2019年に欧州グリーン首都賞を受賞しています。

EUの欧州委員会により、環境・気候対策を意識した都市開発を進める自治体に与えられます。

オスロでは、市内への自動車乗り入れを制限する政策を進めています。

市内中心部の駐車場は元々約700ほどもあったのですが、2018年までに必要最低限のものを除き、撤去されて、公園や自転車専用レーンに姿を変えました。

2019年の市内での死亡事故は1件のみという驚きのデータもあります。

このような大胆な政策を進めるにあたって、市民の間でも議論がなされています。

たとえば、市内への自動車の乗り入れを制限することで、買い物客も減少するのではないかという懸念について、商業従事者を中心に声が上がりました。

オスロ市側もその声に耳を傾けて、地下鉄の運賃を下げて、本数を増やすなどの対応を行いました。

結果として、買い物客は逆に増加するという成果となりました。

オスロ市と市民が環境保全という同じ方向を向いていることで一貫性のある政策の実現がうまくできています。

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