地球環境から目を背ける国、直視する国

地球温暖化の原因は温室効果ガスの増加によるところが大きいと考えられています。

人間が排出する温室効果ガスの中でも二酸化炭素の割合が一番大きく、その割合は75%前後にもなります。

メタンが16%,一酸化二窒素が6%,フロンが2%と続きますが、二酸化炭素の排出量が圧倒的です。

75%の内訳として山火事などに由来するものが11%で残りの65%が化石燃料によるものです。

産業革命以降、石油などの化石燃料をもとに工業化してきた結果として現在の状況に到達しています。

地球全体の未来を考慮して環境について考えているか否かは、その国の政策を見れば明らかです。

地球温暖化を食い止めるためには「二酸化炭素の排出量を減らす」「二酸化炭素を吸収してくれる森林を増やす」といった手段があります。

電力供給の将来的な発電方法、森林の伐採による減少に対してどのような未来を描いているか。

いまだ多くの国々でこうした問題について目を背けているとしか思えない状況が続いています。

化石燃料を使用した発電の推進や森林伐採による農地の確保など、環境破壊を促進する活動が目立ちます。

そうした現状だからこそ、政治と国民全体が一体となって環境問題に立ち向かっている国が頼もしく、まぶしく見えます。

とくにヨーロッパでは環境意識の高い国が多いです。

ドイツやスウェーデンなどの国は環境先進国とも呼ばれています。

ノルウェーも環境意識の高い国として挙げられます。

ノルウェーでは、2025年までにガソリン車とディーゼル車の新車販売を禁止して電気自動車に切り替える方針になっています。

また、ノルウェーは国内の電力の95%を水力発電でまかなっています。
残り5%のカーボンクレジットを調達することで2030年にはCO2排出ゼロの「カーボン・ニュートラル」を達成する目標を掲げています。

将来の環境保全のためのともわかりやすい政策です。