児童強制労働のない世の中へ

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2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193ヵ国が2030年までに達成する目標と掲げられたのがSDGsです。

その中で「2025年までにあらゆる児童労働を終わらせる」という目標があります。

学校に行かずに労働している子ども達をゼロにしようという目標です。

国際労働機関ILOが2017年の9月に発表した資料によると世界の児童労働をしている5歳から17歳までの子供たちの数は1億5200万人に上ります。

この数は世界の子どもの10人に1人が児童労働をしていることになります。

児童労働の主な原因は貧困です。

とくに児童労働の9割近くを占めているサハラ以南のアフリカ地域とアジア・太平洋地域では、困窮した家族の生活を成り立たせるために学校に行かずに稼ぎ頭として子供が働いているケースが多いです。

学校に行く機会を失うという事は、教育を受ける機会を失うという事です。

基本的な教育を受けていないことは成人してからの職業の選択の幅を狭めることになり、困窮した状況から抜け出せないというスパイラルになっていきます。

大人と同様の仕事を強いられる環境ではケガをする機会も多くなります。

また、工場や採掘現場では有毒物質に触れることも多くなり、病気を患い、幼くして将来を奪われてしまう子ども達も少なくありません。

なかには、人身売買の対象となったり、兵士として扱われる子どもいます。

児童労働の約7割が農林水産業に従事しています。

カカオ農家やコットン農家、レアメタルを採掘する鉱山労働などが例として挙げられます。

実は、児童労働の多いこれらの分野で扱われる原料は、日本でも日常的に消費されている商品に大きく関わっています。

カカオはチョコレートの原料となりますし。コットンは衣服に使われます。レアメタルは今や携帯電話をはじめ多くの電化製品に欠かせないものとなっています。

サッカーボールを縫わされている子ども達もいます。

紅茶やタバコの農場でも児童労働は行われています。

児童労働がなくならない要因の一つは貧困ではありますが、こうした製品の日常的な消費活動が児童労働の一翼を担っていることになってしまっていることも忘れてはいけません。

イギリス、フランスなどのヨーロッパ諸国では、企業が児童労働に間接的にでも加担していないかの調査が法律で義務づけられるようにもなってきました。

自分が使っている製品がどのように作られているかに思いを巡らせることで、児童労働が他人ごとではないということがわかってきます。

より直接的に児童労働をなくす活動も行われています。
https://readyfor.jp/projects/ACE_SDGs2019
ACE SDGsプロジェクト2019は児童労働を減らす実績のある活動を行っているプロジェクトです。

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