プラスチックスプーンと木製スプーンならどっち?

これまでストローといえばプラスチックストローでした。

しかし、近年、飲食業界を中心にプラスチックストローを廃止する動きが加速しています。

大手コーヒーチェーンのスターバックスがプラスチック製ストローの廃止を発表したのを皮切りに、マクドナルドやガストもプラスチック製ストローの廃止を決めました。

きっかけは深刻な海洋汚染です。

プラスチックごみのうち年間800万トンが海に流出していますが、プラスチックは海で塩分や紫外線により0.5ミリ以下にまで細かく分解されて、いわゆるマイクロプラスチックになります。

しかも消えてなくなることはなく、そのまま海洋にとどまり続けます。

当然ながら魚がエサと間違えて食べてしまうことも少なくありません。

予測では2050年には海洋のプラスチックの総量が魚の総量を上回ってしまうとされています。

生態系は循環していますから、魚が食べたプラスチックは魚を食料とする人間などの体内にも蓄積していくことでしょう。

こうした海の環境汚染を背景として、プラスチックの使用を減らそうという動きになっているわけです。

ストローをプラスチックから紙製に置き換えるという流れとともに、コンビニなどでお弁当を購入した際に提供されるプラスチックのスプーンも木製のものに代えようという動きが出てきています。

木製スプーンは木でできています。また、プラスチックストローの代替として主流の紙製ストローに使う紙も木でできています。

プラスチックを減らすために紙や木を使用することになると、森林伐採が活発になり、別の環境問題につながってしまうのでないかという疑問も生まれます。

このことについては、材料に間伐材を使うことで解決しているケースが多いようです。

実は、森林というのは、適度に人の手が入ることで健全に保たれています。

とくに植林によって作られた森林では、木の密集を防ぐために、間伐作業によって、余分な木を間引かなくてはなりません。

間伐して間引かれる木は未成長のものが多く、建築材などには使用できず、そのまま廃棄されることがほとんどです。

プラスチックの代替となるストローやスプーンにはそうした間伐材を有効利用したものを使うケースが多いようです。

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