フリーズドライ技術で食品ロスの改善へ

私たちが食する生野菜や食肉などは長期の保存ができません。

たとえば,スーパーで購入した野菜は冷蔵庫などで保存します。

一定期間内に調理して食べれば問題ないのですが,放置してまま時間が経つと野菜は劣化して,さらに時が進むと腐って食べられなくなります。

その結果,廃棄することになり食品ロスにつながります。

生の新鮮なものはそのままでは腐ってしまう。この保存の問題を解決することで食品ロスも削減していくことができます。

前回は自宅でもできる「干す」という保存方法についてでした。

干し野菜で食品ロスを減らす

今回はフリーズドライです。

フリーズドライは食品を冷凍してから真空状態で水分を昇華させて乾燥させる凍結乾燥
という方法です。

フリーズドライの工程の最初は調理です。

適度な大きさに切った後,茹でる,蒸す,といった調理を行います。

次に冷凍室で完全に凍らせてから,真空凍結乾燥機に入れます。

空気を抜いて真空にしたまま乾燥させることで,氷が昇華してなくなり,乾燥した食材だけが残るというしくみです。

フリーズドライすることで水分量を大幅に減らせるため長期の保存が可能になります。

技術の進歩により,生の状態と比較しても栄養分の減少も低く抑えられています。

フリーズドライのほかにエアードライという乾燥方法もあります。

エアードライは熱風を当てることで水分を蒸発させます。

キャベツなどの葉野菜はエアードライのほうがシャキシャキ感を保てる傾向があるようです。

たとえば生産後の選別の段階で市場に出回らず廃棄されていた野菜を加工して,フリーズドライなどの技術を用いることで長期保存可能な食品として流通させることができるようになり,食品ロスも軽減できます。

アマノフーズの「チキンカツの玉子とじ」といった今までの技術では考えられないようなフリーズドライ食品も出てきています。

さらなる技術革新も期待されます。

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