世界で最もエコな音楽祭

2回にわたって環境意識の高い国のノルウェーを紹介してきました。

地球環境から目を背ける国、直視する国

同じ方向を向いているから前に進む

今回は、世界で最もエコな音楽祭の一つとされているオスロのオイヤ・フェスティバルです。

国内外から多くのアーティストが集まる音楽フェスで、環境に優しいフェスとして知られています。

数日間に行われるため、飲食のためのブースで多くの店舗が出店しています。

提供される食事の90%以上がオーガニックな地産地消の食材で作られていて、「叫び」で有名な画家でベジタリアンだったムンクの名前から、飲食のエリアはムンクエリアと呼ばれています。

音楽のフェスでも飲食の提供があると発生するのがゴミです。

オイヤ・フェスティバルの環境面での最大の特徴がゴミ回収についての取り組みです。

会場内には200のゴミ箱が設置されて、4種類に分別されます。

回収されたゴミはバックヤードで16歳から25歳までのボランティアの若者によって、さらに15種類に分別されて、リサイクルされます。

若者たちはボランティアも行いますが、入場料を支払うことなく、音楽フェスも楽しむことができます。

大量に発生するゴミがすべてゴミ箱に捨てられるわけではありません。

会場内に投棄されたゴミについては、小学生も含めた若者たちが収集し、パントと呼ばれるリサイクルコーナーに持って行きます。

ゴミは換金できるため、競ってゴミを収集しています。

コップ1つのゴミで1ノルウェークローネ(日本円で約13円ほど)になりますので、夏休みの小遣い稼ぎにもってこいです。

フェスで使用される電力は水力発電による再生可能エネルギーでまかなわれていて、参加アーティストの移動は電気自動車が使われます。

来場者の交通手段には自転車が推奨されていて、駐輪場だけでなく、自転車修理の無料サービスも提供されています。

また、設置される臨時トイレで発生する排熱を利用して周辺の建物の暖房に利用する循環システムも構築されています。

音楽フェスによって想定される細部の細部まで環境を意識して考えられているステキなイベントです。

今後、音楽フェスの枠を超えて、一般社会でも、細部の細部まで環境を意識して考えられている都市を目指せる予感がします。

その他のメニューはこちら

今日の自分のラッキーナンバー|1桁から9桁の数字が自動診断できるセンタクッシー
子供の名付けの名前診断センタクッシー|男の子も女の子も命名診断で名前決めを無料で
センタクッシー 選べない方のための選択占い

ページの先頭へ