森の力に助けられている

日本は森の多い国です。

日本の国土の3分の2に当たる67%が森林で、その面積は2505万ヘクタールに上ります。

さすがに都会には森林はあまり見られませんが、日本全体で見るとかなりの部分を森林が占めています。

町を流れる川も上流を辿っていくと森林に行き着きます。

人間の社会生活は実は森林に助けられて成り立っている部分もあります。

森林には多くの木々が生い茂ります。

その木々は木材となります。

森林は木材を年間2,550億円を産みだしています。

きのこ類は2,362億円、山菜や木の実は317億円、木炭や漆は104億円です。

さらに、森林は自然災害から守ってくれます。

多くの木々が根をはることで山が崩れるのを防ぎ、土砂災害を防止する役割も担っています。

山や森林は多くの水を蓄えます。

そして長い年月をかけて浄化されて川となり、海に流れ込むという水の循環の一翼を担っています。

森林は光合成により二酸化炭素を吸収し空気をきれいに浄化します。

結果的に温室効果ガスである二酸化炭素を減らすため、地球温暖化を防止する役割も持っています。

ほかにも人間以外の動物たちのかけがえのない住処となるなど、地球上になくてはならない存在となっています。

森林では林業が営まれます。

森林にまつわる資格も多く、森林部門の技術士、林業技師、森林情報士、木材接着士、木材乾燥士、木材保存士などの資格があります。

ただ、森林で行われる林業については衰退が続いています。

この30年で10万人の林業従事者が廃業しています。

一方、森林面積は年々増えています。

最近では年間7,000万平方メートルも森林が増加しています。

森林を管理しきれずに放置林が増加しているのが現状です。

次回は放置林についてです。

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