H&Mのサステナブルな取り組み

アパレル業界は環境負荷の高い産業と言われています。

古くからブランドイメージを損なわないように売れ残った衣服は値引きをせずに廃棄していました。

大量生産して大量廃棄することは現在でも大きな問題としてとらえられています。

そうしたファッション業界の課題に正面から向き合っているのがH&Mです。

基本的にまだ販売できる衣服、まだ切ることができる服は廃棄しないというポリシーを設定しています。

2030までに全商品にリサイクル素材や、サボテン、ヒマシ油といった持続可能で環境負荷の少ない素材を使用することを目標にしています。

また、生産工程での発生する布の切れ端などについても廃棄しないことを目指しています。

Danone AQUAと共同で行ったbottle2fashionというプロジェクトでは、インドネシアの島のペットボトルごみをポリエステルにリサイクルして使用するという試みを行っています。

深刻な海洋ゴミによる汚染を食い止めようとする取り組みですが、素材を再生素材にすることで、天然資源を使用する素材の使用を削減することも出来ます。

2020年にはペットボトル350万本、2021年は750万本のペットボトルを回収してリサイクルしています。

新しい素材へのチャレンジも大胆で、リサイクルガラス、ブドウの皮や茎や種子など、循環型の素材を原料として採用しています。

日本のH&Mでも2022年3月にオープンする池袋店では、循環型繊維リサイクルボードを作成し、店舗の商品棚やハンガーなどに利用されています。

H&Mで発生した不良品を再加工してボードに加工していて、木製と同等以上の強度を実現しています。使用後は、さらにリサイクルによる再生利用も可能です。

最近は環境負荷が高い産業として注目されていたアパレル業界ですが、H&Mのような取り組みをしている企業だけでなく、まだまだ元のスタイルを脱却できない企業も少なくありません。今後はますます両者の乖離が大きくなって行くのではないかと思われます、

そうなった時に、購入する側も、どのような企業の製品を購入するのかという選択の責任があることを認識しなくてはなりません。

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