ポリオワクチンだけじゃない | 世界の子供たちへワクチンを

小児まひとも呼ばれる感染症のポリオをご存知でしょうか。発症すると歩行困難になったり、まひ等の後遺症が残ってしまい、子供がかかりやすい感染症で死亡率は子供で4パーセント程度になります。

日本では無料で予防接種を受けられるのですが、世界には予防接種を受けられない子供たちが多数います。子供一人分のポリオワクチンは20円ですが、予防接種を行うしくみを構築できていない国も多数あります。そのため、1日当たり約4000人の子供が亡くなっています。

古着を送って子供たちにポリオワクチンを

着なくなった服や使わなくなったバッグを寄付すると世界の子供たちにポリオワクチンが届けられるというのが「古着deワクチンです。

日本リユースシステム株式会社を通じて寄付ができます。主にアフリカや中東、東南アジアの子どもたちにポリオワクチンを提供できます。

「古着deワクチン」を申し込むと専用回収キットが送られてきますので、不用になった服やバッグや靴などをダンボールに入れて送り返すと、一口につき5人の子どもたちの命を救うポリオワクチンを届けることができます。送った衣類などは、安い価格で輸出される形になり、現地で販売されますので現地でビジネスが生まれ、新たな雇用を創出することもできますし、その売り上げの一部もポリオワクチンの提供のために使われます。

これまで500万人以上の子どもたちにワクチンが届けられています。

古着やファッション雑貨の処分に困っている方は、廃棄してしまう前にこの企画への参加を検討してみるのはいかがでしょうか。

いらなくなった服を寄付することでポリオワクチンを子どもたちに送ることができます。

ポリオワクチン普及のための全国ローカルヒーローの映画 日本ローカルヒーロー大決戦

子供たちをポリオから救おうと、全国のご当地ローカルヒーローたちが集結して「日本ローカルヒーロー大決戦」という映画を制作して、その収益の一部をポリオワクチン支援活動を行う団体に寄付していこうという活動が行われました。

ポリオの予防接種が無料で受けられる日本というのは恵まれた環境であって、地球単位では、まだまだ手足のまひに苦しむ子供たちは多いのが現状です。すべての子供たちが予防摂取を受けられるようになり、ポリオを根絶できる日を目指す活動を支援できるのが、この映画製作の企画になります。

20円のワクチンで子供一人の命が救えます

日本では子供が生まれるとワクチンの接種を受けるように指導され、ほとんどの子供たちがワクチンを接種できます。そのため、感染症が流行することもなく、子供の死亡率も低くなっています。

ただ、世界全体に目を移すと毎日4,000人の5歳未満の子供たちが感染症によって命を落としています。たとえば、ラオスでは5歳未満の子供の1,000人中71人が死亡していて、その死亡率は日本の約20倍です。

ラオスは隣国であるベトナム戦争の際に50万回以上の爆撃を受け、地上戦の影響も受けています。戦後も地雷や不発弾の犠牲になる子供も多く、不発弾の数は1000万発はあるであろうと言われています。

ラオスの地方の山岳地域では高床式の家に生活し、電気や水道などのインフラも整っていない状況です。小学校に通えない子供達も多く、医療施設も不足していて栄養不足や病気にかかる子供も少なくありません。

世界の子どもにワクチンを 日本委員会」ではラオスをはじめとした国々へのワクチン接種を支援していて、多くの子供たちを感染症から救っています。感染症にかかると死の危険だけでなく、後遺症が残るというリスクも大きくなります。裏を返せば、ワクチンさえあれば子供達から感染症のリスクを取り除くことができるのです。

ペットボトルのキャップを回収でポリオワクチンの寄付ができる

ペットボトルのキャップを回収してリサイクル業者に買取してもらってポリオワクチンの寄付に役立てるという活動を行っていた横浜市のNPO法人が、実はポリオワクチンの活動に寄付していなかったという事で世間を騒がせました。

ボトルキャップを集めてポリオワクチンに役立てようという趣旨は確実に広がりを見せていて、小学生などをはじめ多くの方がコツコツとキャップを集めててました。そのような状況で、実は寄付がされていなかったという事実が発覚し大きなショックを受けた方も多いと思います

せっかく集めたキャップは確実に寄付につなげたいですよね。

前述の「世界の子どもにワクチンを 日本委員会」ではペットボトルキャップの回収でワクチンを寄付できる活動も行っています。せっかくの寄付は信頼できる団体に行うことも大切です。

ワクチンの効果を高めるために栄養不足によるクワシオコールとマラスムスを防ぐ

世界では全人口の9分の1にあたる約7億9,500人が日常生活を送るために必要な食糧や栄養を得られていない状況です。

2012年のデータでは、4.8秒に一人、毎日18,000人の5歳未満の子供達が死亡していて、半数に近い約45パーセントは栄養不足が原因とされています。

極端な栄養不良の状態が続くと栄養失調症になり死亡率が高まります。

栄養失調が進むとクワシオコールとマラスムスになります。

クワシオコールは、たんぱく質の著しい不足によって起こる栄養失調でお腹が大きく膨張する特徴があります。

たんぱく質が足りないと筋肉や内臓が分解されていき、免疫力も下がるため感染症や他の病気を発症しやすくなります。

もう一つのマラスムスはエネルギー不足によって引き起こされる栄養失調で体重が減少していきます。

開発途上国では低体重の状態の子どもたちが1億人に上り、6人に1人の割合になっています。

また、世界の子供たちの25パーセントは、栄養不良により年齢の割に背が低い発育阻害の状態にあります。

開発途上国の6,600万人の小学生が空腹の状態で小学校に通っているというのが現状です。

ケニアでも5歳以下の約25パーセントが栄養の不足による成長の問題を抱えています。

毎年7000人の乳幼児が結核に感染しており、有効なワクチンも栄養が不足すると効果を発揮できません。

マラリアのワクチンのための注射針を送る

マラリアは、マラリア原虫を持つハマダラカに刺された人の体内で発症し、悪寒や震えを伴う発熱が続く病気です。治療が遅れると意識障害、腎不全などで死亡するケースもあります。

世界保健機関(WHO)によるとマラリアは世界100カ国以上に年間3億から5億人の患者がいて、150万人から270万人が死亡するという病気になります。熱帯・亜熱帯地域で流行していて、死亡者の9割がサハラより南のアフリカに住む5歳未満の子供です。その他にも東南アジアや南太平洋のパプアニューギニアやソロモンなどでも発症者が確認されています。また、旅行者が帰国して発症する例も年間3万人ほどあります。

こうした状況を受けて日本でも大阪大学未来基金にマラリア予防研究支援基金を作って、マラリアを予防する研究やワクチンの普及を推進する活動が行われています。大阪大学微生物研究所の堀井俊宏教授によるBK-SE36マラリアワクチンの臨床試験では流行地域で72%の発症防御効果が確認されました。この結果は、これまでのワクチンよりも、はるかに高い効果となっていて、このワクチンの普及によりマラリアの発症を劇的に抑えることが期待されています。

大阪大学では、こうしたマラリア予防の活動の一つとして、マラリアワクチンの接種のための注射針を支援するマラリア予防研究支援基金の活動が行われています。マラリアワクチンの接種などの活動を支援できます。

エボラ出血熱の薬の開発を支援する

患った場合の致死率が高い病気としてエボラ出血熱があります。

エボラ出血熱は、これまで、コンゴ民主共和国、スーダン、コンゴ共和国、ウガンダなどの中央アフリカ諸国で流行が確認され、多くの人命を奪ってきました。

2014年には西アフリカのギニア、シエラレオネ、リベリアを中心に大流行し、28,512名が感染し、11,313名が死亡しました。

2014年の流行の際にはアメリカやスペインなど、アフリカ以外の地域でも発症が確認されています。

エボラウイルスにはいくつか種類があり、どのウイルスが流行しているか等の要因で致死率は変動しますが、平均して50%程度で、20%から90%のレンジで変化します。

感染した場合の有効な治療薬が開発されていないため、いまだに高い致死率の恐ろしい病として認識されています。

感染すると家族から隔離されますが、治療を受けられず親族から放置されたり、子供の目の前で親が亡くなっていくという悲劇も起こっています。

エボラによって親を失うエボラ孤児も多く、深刻な社会問題となっています。

これだけ人類に脅威となるウイルスにも関わらず、いまだに有効な治療薬が開発されていないのが現状です。

そんな中で北海道大学人獣共通感染症リサーチセンターの高田礼人教授が20年以上の研究の結果、5種類のエボラウイルス全てに効く抗体を発見しました。エボラウイルスの感染を防ぐ化合物を安く手に入れられる飲み薬にするための研究が行われています。

こちらはワクチンではなく、安価で長期保存できる飲み薬にすることで、より多くの方の手に届けられることを目指しています。

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