1年間着られない服が25枚

子供の成長はとても早く、少し前に着ていた服がスグにサイズオーバーで切ることができなくなります。

上に兄や姉がいる方は、兄や姉のお下がりを着ていたという方も多いと思います。

ただ、最近はお下がりを着るという習慣も減りつつあるようです。

ファッション雑誌では季節ごとに流行が変わるファッションの特集が組まれ、流行を終えた服は需要が減り、バーゲンセールへと回されます。

ファッションブランドにもよりますが、流行期を終えて売れ残った服は安売りされてブランド価値が落ちることを防ぐために新品のまま廃棄されるものもあります。

新品のまま処分される洋服の量は年間10億着という調査も存在します。

国内のアパレル市場は10兆円を超えて伸びていますが、衣服一枚当たりの価格はここ30年で半分以下になっています。つまり、衣服の供給枚数は増え続けているということです。

一年間に購入される衣服の枚数は一人当たり18枚です。

一方で一年間で一回も着られていない服が一人当たり25枚あります。

年間に一人が手離す服は12枚ですが、その7割がゴミとして廃棄されます。

衣服は大量生産されて大量廃棄されているわけです。

一日当たりにゴミとして焼却や埋め立てされる衣服の総量は1,300トンに上ります。

衣服の製作には想像以上のバーチャルウォーターや環境負荷が発生します。

服の製造販売にかかる環境負荷

廃棄される服が多い中で、古着として販売される量は全体の11%になります。

アメリカでは古着市場は拡大傾向にあり、今後10年で3倍になるとも言われています。

その状況は日本でも期待されています。

衣服を買う側については、古着販売や譲渡などで循環していく方向に向かうことで環境負荷の低減につながると期待されます。

売る側についても、衣服市場が大量生産大量消費で使い捨てを誘発する方向に行かないように環境に配慮した節度ある活動が求められています。

実際、一部のファッションメーカーでは衣服の再活用などの取り組みが始まっています。

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