同じ島国であるニュージーランドに学ぶ・その1
日本と同じ島国で面積もだいたい同じくらいの国としてニュージーランドが挙げられます。
ニュージーランドの国土面積は日本の約70%くらいです。
四季があり温暖な気候という点でも共通点があります。
南北に長いため、地域によって気候の差を感じることができます。
ただ、ニュージーランドは南半球の国であるため、日本とは違い、南に行くほど寒冷になり、北に行くほど暖かくなります。
また、いずれの国も環太平洋火山帯にあるため、地震が多いです。
ニュージーランドも日本と同じく地震や火山の噴火に悩まされています。
火山活動が活発なため、温泉が多いのも特徴の一つです。
温泉というと日本特有のものというイメージを持つ方も多いですが、ニュージーランドにも多くの温泉があります。
日本の温泉というと風呂というのが一般的ですが、ニュージーランドではプールのほうが一般的です。
温泉は水着で泳ぐプールのような場所として使われるケースが多くなっています。
日本と同様に豊富な地熱資源を持つニュージーランドは近年地熱発電の普及に力を入れています。
イタリアについで地熱発電が盛んな国として挙げられます。
水力発電を中心に地熱発電も含めて再生エネルギー利用率は約80%を占めています。
さらに、2025年までに再生エネルギー利用率を90%にするという目標を掲げて、国が率先して研究を進めています。
日本も世界第三位の地熱資源を保有しており、地熱発電機の世界シェアは6割を持つ技術を持っています。ニュージーランドのように力強い政策で地熱発電を発展させることも可能です。
ニュージーランドは同じ島国として学ぶことが多い国です。次回は外来生物対策について比較してみたいと思います。