人類が原因の6回目の大絶滅を避けるには

短期間に4分の3を超える種が大量に絶滅する大絶滅がこれまでに5回ありました。

絶滅危惧種が増加中、6回目の大絶滅なのか

ここ100年間に絶滅した種の原因はすべて人類によるものだと考えられています。

6回目の大絶滅を避けるためにどんなことができるでしょうか。

まずは狩猟です。絶滅危惧種に指定されているにもかかわらず密猟が絶えないという現実があります。

象牙やサイの角など高値で取引されているものも多く密猟が絶えません。

ワニや象などはアクセサリーや装飾品などに使用されます。

直接密猟をせずとも、そうした製品を購入すること自体が密猟と同等の影響を与えていると言っても過言ではありません。

ペットとして販売目的で密猟が行われている種もあります。

ペットについても購入する人間がいるから取引が成立するわけです。

そうした人間の行動が大絶滅を引き起こすことになります。

人間による外来種の持ち込みも生態系に大きな影響を与えています。

交通手段の発展により地球全体への広範囲の往来がはじまれば、意図せずとも外来種の侵入は発生していきます。

中には、人によって意図的に未知の地域に持ち込まれ深刻な環境変化を引き起こしているケースもあります。

ペットとして持ち込まれ、野に放たれて外来種として住みついてしまうケースも少なくありません。

また、人により動物の生息地が狭められていることも絶滅種を増やしていることの原因です。

森林を伐採して農地や住宅地を増やせば、他生物の生息地が減少して数を減らしてしまうことは明らかです。

人の社会活動による地球温暖化などで地球環境が変化していることも多くの絶滅を引き起こしている要因です。

地球の平均気温が4度以上上昇すると4割以上の動植物が絶滅する危険があると言われます。

年々、絶滅危惧種が増える中、人間の人口は増え続けています。

恐竜のような大絶滅を引き起こさないためにも、立ち止まって考えることが求められます。