貧困による学習格差をなくしていく | 野球より勉強が大好きな子供がほめられない矛盾

ユニセフ UNICEF(国連児童基金)(ユニセフ)が日本を含む35の先進国を対象に調査した「Report Card 10-先進国の子どもの貧困(Measuring child poverty)」が2012年5月に発表されました。

子どもの相対的貧困率のデータで日本は貧困率が高い順で9位にランクされています。

子どもの14.9%が貧困状態であるとされ、その数は305万人に上ります。

厚生労働省公表でも国民生活基礎調査の一環として子供の貧困率の調査が行われていて、2012年の子供の貧困率は16.3%と、ユニセフの調査と同水準となっています。

貧困状態の子供の家庭では、ひとり親で働きに出ていたり、共働きであったり、学校から下校したのちに親がいない状態で過ごす子供が少なくありません。

夕食も作り置きで済ましてしまうケースも多く、地域の取り組みとして無料や安価で栄養価の高い食事ができる「子ども食堂」なども広まっています。

加えて問題になるのが、子ども達の教育の問題です。

とくに都市圏では小学校高学年になると中学受験を目指して塾に通わせる家庭も多くなります。

塾では、小学校では得られない高度な知識を学ぶことが出来ますし、有名私立中学に入学することで中高一貫教育により、さらに学力を高めることが出来ます。

もちろん、小学校から公立の中高にすすむことで、本人の努力次第で大いに学力を高めることも可能です。

ただ、小学校の段階で「勉強が大好きだ」「もっと勉強をしたい」という意欲はあっても経済上の理由で塾に通えないという子供も一定の割合でいます。

「サッカーが大好きだ」「野球が大好きだ」「スケートが大好きだ」という子供に対して、親も周りの大人も惜しみなく応援します。

「ピアノが大好きだ」「バレエが大好きだ」という子供に対しても同様です。

そこに埋もれてしまうのが「勉強が大好きだ」という子供です。

「勉強が大好きだ」という小学生は一定の割合います。

その子たちは、勉強が大好きでよく勉強するのですが、周りの大人からは「勉強ばかりして大変ねえ」とか「もう辞めて遊んだら?」などと声掛けされます。

なぜ、大好きな勉強を辞めて、遊ばなくてはならないのでしょうか。

野球ばかりしていて「土日も野球の試合で忙しい」という子供には「がんばれ」と応援の声をかけ、「土日も塾で勉強していて忙しい」という子供には「勉強のしすぎじゃない」と声をかけ、その果てには「かわいそう」と思ったりする。

本人は勉強が大好きで充実しているのに「かわいそう」というのはどういうことでしょう。

多くの大人は勉強が嫌いなわけです。

嫌いな勉強を無理矢理させられて「かわいそう」というのが多くの大人の見方です。

野球が大好きなのに野球をさせてもらえなく「かわいそう」というのが多くの大人の見方です。

逆に考えてみましょう。

嫌いな野球を無理矢理させられたら「かわいそう」ですよね。

勉強が大好きなのに勉強をさせてもらえない子は「かわいそう」ではないですか?

「勉強が大好き」という子供は一定の割合でいるのです。

とくに貧困家庭では、経済的な理由で塾に通えないという子供も少なくありません。

そこで、もっと勉強をしたいという子ども達に無料で映像授業を提供するという活動も行われています。
https://readyfor.jp/projects/camel123

仕事の関係で家に子供だけを残していく家庭では、子供にスマホを持たせている率が高いです。

その点を利用してスマホで無料で授業を受けられるサービスが始まっています。

勉強が大好きな子ども達を応援する活動です。

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