前世

占いの一つに前世占いと言うものがあります。
前世と言うことは、輪廻転生を前提にしています。
輪廻転生は生まれ変わりのことです。
輪廻転生を信じるかは、その人によります。
科学的に証明することは出来ませんが、多くの仏教では信じられています。
仏教では六道と言う言葉があります。
この世は天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の6種類に分ける考えです。
餓鬼とは死者の一種で、現代では強欲は死者のことを意味しています。
修羅とは阿修羅を連想すると分かりやすいのですが、争いの世界です。
畜生とは、人間以外の生物を意味し、動物、昆虫などがあげられます。
ですから前世が、全ての人が皆、人である訳ではなく、動物である可能性もあります。
前世があるとすると、来世があると考えられています。
生まれ変わったら、ああしたい、こうしたい、との考えにつながります。
前世占いで何であるか占ってもらうことが出来ます。
新しい自分が見つけられるかも知れません。

占いの役割も担うシャーマン

昔の人々にとって、自然というものは脅威であり、生命維持に直結するほどの大問題でした。
そうした背景があり、生まれたのがシャーマニズムです。
恐山のイタコは広く知られていますが、シャーマンは別世界の魂などと接触できる存在だったのです。
つまり自らの魂を抜き、別の意識世界に移し入れるということになります。
このように呪術(シャーマニズム)とは神や霊などと交信・交流できる人を通じ、天災をはじめ、病気がよくなることや、たたりの除去など願いをかなえるといいます。
シャーマンには占い、預言者としての役割があったということは興味深いと思います。
また卑弥呼は巫女だったという説があるくらい、古代にとって占いや霊のお告げは重要視されたのでした。
現代、霊媒や口寄せ、チャネリングと数多く言われますが、基本的にシャーマニズムと同じことです。
異次元側の存在によるメッセージを伝えられますが、なんでも鵜呑みにすると危険ではないでしょうか。
宗教行為と偽って、金銭搾取するなどの事件には注意が必要です。
占いとはよりよく生きる糧だと言われてるのであって、犯罪行為として悪用するものではありません。

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